定期購読を設定するかどうか検討している場合、この計算ツールを使用すると次のことを行えます。

• 購読収益が投資に見合うかどうか、大まかに把握する
• 購読収益に影響を与えるものを特定する
• 収益を増やすために改善すべき指標を確認する

値はあくまでも見積もりであることに留意してください（正確性よりも方向性を重視）

購読収益に影響するもの

• 読者数の規模（1 か月のアクティブ ユーザーと成長率で測定）
• 定期購読者の数（コンバージョン率で測定）
• 各定期購読者がもたらす収益の額（ユーザーあたりの平均収益額（ARPU）で測定）
• 維持している定期購読者の数（離脱率で測定）

どの指標も毎月測定されます。

購読収益に影響する指標

• 1 か月のアクティブ ユーザー
• 1 か月のアクティブ ユーザー成長率
• コンバージョン率
• ユーザーあたりの平均収益額（ARPU）
• 離脱率

各指標とその計算方法や、指標を改善するためのベスト プラクティスを紹介します。

1. 1 か月のアクティブ ユーザーは、過去 1 か月間に自社のサイトまたはアプリを利用した人の数です。Google アナリティクスを使用している場合、これは通常、過去 28 日間のデータに基づいて計算されます。

コンバージョン率は、毎月の定期購読者数をオーディエンス数と比較して測定します。

毎月 1,000 人が定期購読し、1 か月のアクティブ ユーザーが 100,000 人だとします。この場合、コンバージョン率は 1% です。

💡 ベスト プラクティス:

• 記事数の上限を 2 件まで減らす
• サイト全体で定期購読を宣伝する
• 動的なペイウォールを使用し、エンゲージメントが高い読者の記事数の上限を減らす
• 読者アンケートを実施してコンバージョン率を見積もる（「Example Times の購読料を払いたいと思いますか？1～5 で回答してください」と質問し、4 または 5 と回答した人の割合を使用する）

ユーザーあたりの平均収益額は、1 人の定期購読者から毎月どれだけの収益を得られるかを測定します。

ユーザーあたりの平均収益額を計算するには、月間の購読収益の合計額を定期購読者数で割ります。

たとえば、毎月の購読収益が 50,000 ドルで、定期購読者が 5,000 人だとします。この場合、ユーザーあたりの平均収益額は 10 ドルです。

💡 ベスト プラクティス:

• エンゲージメントが低い読者にプロモーションを提供するなど、動的な価格設定を使用する
• さまざまな定期購読を提供する
• 読者アンケートを実施してユーザーあたりの平均収益額（ARPU）を見積もる（「定期購読を希望する場合、毎月の購読料がいくらなら払ってもよいと思いますか？」）

離脱率は、毎月何人が定期購読を解除しているのかを測定します。

調査対象となった大手購読企業 50 社のうち 68% が、戦略上の最優先事項は読者の維持だと回答しています。離脱率を 5% 減らせば、利益を 25～95% 増やすことができます。

💡 ベスト プラクティス:

• しばらくログインしていない定期購読者にメールを送信するか記事をおすすめする
• 定期購読者の誕生日や購読 1 周年などの節目にメールを送信する
• 編集者からの挨拶やニュースレターの提供など、新規定期購読者のためのオンボーディング メールをスケジュール設定する