収益モデルを検討する
サブスクリプションや広告などにより収益源を多様化する
収益を拡大する方法
世界の大手メディアを対象としたアンケート調査の結果では、ニュース メディアは 3~4 種類の収益源を持つことが重要または非常に重要だと考えていることがわかりました。
Google が北米で実施した調査では、3 種類以上の収益源を持つニュース メディアは収益性が高い傾向にあることもわかっています。
収益源を多様化するメリットは以下のとおりです。
- 持続可能性が高まる
- 全体としての収益が向上する
- 景気悪化に対する耐性が高まる
収益源の種類としては以下が挙げられます。
- 広告収入
- 慈善事業
- 購読収益
- クライアント サービス
課税上の地位によって、どの方法で収益を上げられるかが異なります。詳しくは、税理士または弁護士にご相談ください。
💡 ベスト プラクティス: 最も容易な収益源を特定し、後で他の種類の収益源を追加する。
収益源の種類
Google の調査では、地域のデジタル ニュース メディアの 60% が、主な収益源としてローカル広告収入を挙げています。
ニュースサイトにおいて広告で収益を上げるには
- 直接販売広告: 第三者を介すことなく、広告主(ローカル ビジネスなど)に直接販売する広告
- スポンサーシップ広告(スポンサー コンテンツ): ニュース メディア ブランドとの関係強化を望む広告主に販売する広告やロゴのプレースメント
- プログラマティック広告: 広告管理プラットフォーム(たとえば Google アド マネージャー)を使用してニュースサイトやアプリに関連性の高い広告を表示する
これらの広告には、それぞれ以下が必要となります。
- 人員: 専任の営業担当者など
- プロセス: 広告キャンペーンを実施するための手順など
- テクノロジー: 広告管理プラットフォームなど
💡 ベスト プラクティス: 複数の種類の広告収入により収益を最大化する
慈善資金の種類
25% のニュース メディアが、慈善事業から資金提供を受けていると回答しています。
非営利のメディアが提供を受けた資金は、2009 年の 9 億 1,500 万ドルから 2015 年の 19 億ドルへと 2 倍以上になっています。
慈善活動としてジャーナリズムを支援しているのは?
- 財団の助成金
- 資産家
- 会社
財団は、教育、生活、公衆衛生、人権など、特定の理念に基づいて資金を提供するのが一般的です。
💡 ベスト プラクティス: 自社の使命に共感しそうな人々を特定して資金提供の可能性を評価する
購読収益の種類
オーディエンスから直接支援してもらえれば、収益源はさらに多様化します。購読収益としては以下が挙げられます。
- サブスクリプション収入
- 寄付
- メンバーシップ
- イベント
- 公式ブランドグッズ
- クラシファイド広告
💡Best practice: Learn what news your audience is already paying for elsewhere by conducting a survey
アドバイザリ サービスの種類
ニュース メディアとしての専門性を活かし、ウェブ コンテンツの作成、公開、マーケティングの分野で収益を上げることも可能です。
アドバイザリ サービスとしては以下が挙げられます。
- ブランド コンテンツ
- コンサルティングや専門的なトレーニング
- オーディエンスに関する調査と分析情報の提供
💡 ベスト プラクティス: 追加で必要となるスタッフの人件費を価格に織り込んでおく。
他のニュース メディアは何を収益源としているか
Project Oasis の調査結果をもとに、他のニュース メディアが何を収益源としているかを理解してください。
Project Oasis は、Google ニュース イニシアティブが下記の組織および人物の協力のもと、地域重視のデジタル ニュース メディアの増加について実施した調査です。
- UNC Hussman School of Journalism
- LION Publishers
- Douglas K. Smith 氏